歯医者さんで撮影するパノラマレントゲン写真の見方大きなポイント
吉本歯科医院で初診の患者さんが最もよく撮影するパノラマレントゲン写真を見ながら、実際のレントゲン写真の見方をお話していきますね。
パノラマレントゲン写真の大きなポイントは以下の2つだけです。とても簡単です。
①硬いものが白くうつる
②左右が逆にうつる(右側が向かって左、左側が向かって右)
これだけです。①②を覚えて頂ければ大丈夫です。
口の中で硬いものとは歯、骨、金属の詰め物などです。硬くないものは虫歯、骨や根の中にある神経、血管の通り道などです。歯茎は柔らかいのではっきりとうつりません。これらはどれも「レントゲン」ですので、サイズや写しているところの範囲は違えど、基本的な「見方」は同じです。筋肉や関節、内臓等、やわらかい部分を見たい場合にはMRI(M-R-I)という撮影装置を使います。
さあ、実際にパノラマエックス線で撮影された写真画像をみてみましょう。
このパノラマレントゲン写真にうつっているのは歯と歯を支えている「骨」、そして左右の顎の関節全体です。鼻もうつります。
鼻の下あたりから顎、耳の下くらいまでの範囲と考えて下さいね。
赤い部分で線を引いているのが上下の歯です。骨に埋まっている歯の状態です。
この写真からわかることは前歯は根っこが少ないです。
立てようとしても前歯だけでは立つことができない存在です。
前歯に対して奥歯になればなるほど根っこの数も2本3本と増えていきます。3本根っこの足がある奥歯はカメラの三脚のように自分でしっかり立つことができる存在なんですね。
ここからわかることは、前歯には前歯の役割、奥歯には奥歯の役割がありそれぞれ受け持つ役目と機能が違うってことです。
前歯の代わりを奥歯にはできないし、奥歯には前歯の代わりはできません。どの歯もあなたの大事な1本なんです。
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